水を飲むと痩せやすくなる？！

血液を川と見立てたとき、水の量と質が適切であれば、川の水はどんどん水路を移動していきますよね。

血液も同様で、水分の量と質が適切であれば、巡りが良くなってスムーズに流れ、細胞に栄養が行き届くスピードが改善され、代謝が上がります。

代謝が上がるということは、エネルギー消費量が高くなるということ。つまり痩せやすい体になるといえるでしょう。

水を飲むとむくむのでは？と思う方も多いかもしれません。

しかし、体内の老廃物を体の外に運んでくれるリンパ液も水分できています。

そのため、水分をきちんと採ってリンパ液が十分な量体内にあると、老廃物が排出され、むくみが解消されやすくなるのです。

血液の役割は、細胞に必要な栄養素を届けるということ。

血流が良くなると、細胞に栄養が届きやすくなるので、パフォーマンスが向上します。

筋肉の約70%は水でできています。

水は細胞が栄養素を受けとって毒素を排出したり、化学反応の媒介をする役割を担っており、たんぱく質の合成にも深く関わっています。

そのため、筋肉を増強したいときにも、細胞を水分で満たしてあげることが重要です。

ご飯をきちんと食べていても、「お腹が空いて何か食べたい…」という気分のときはありますよね。

そういったときは、ついついおやつに手を伸ばしてしまいがち。しかし、少し水を飲むと空腹を抑えることができます。

ほかにも水をしっかり補給することで、「便秘解消」「肌がキレイになる」というった効果も！水は美容と健康のために、意識的に摂ることを心がけましょう。

1日に必要な水の摂取量は、それぞれ体格や年齢が違うため、一概にこれだけと提示できるものではありません。

簡単な計算で算出できますので、ぜひ試してみてください。

年齢別の必要水分量の目安

必要水分量(ml/日)=年齢別必要量(ml)×実測体重(Kg)

⚫︎25歳〜54歳　1kg当たり35ml/日

⚫︎55歳〜64歳　1kg当たり30ml/日

⚫︎65歳〜　　　1kg当たり25ml/日

（例）30歳で体重55kgの人の場合は、2,100ml/日

たくさん汗をかいたときは、この数値より多めに水分補給してください。

コーヒーやお茶も水分だからOKでしょう？と思いがちですが、カフェインの含まれている飲み物の場合、利尿作用があるため必要な水分まで対外に排出されてしまう可能性があります。

そのため、カフェインの含まれる飲み物は1日の水分摂取量にカウントせず、できるだけ純粋な水を飲むようにしましょう。

のどに渇きを感じたときは、すでに体内の水分が不足している状態です。

水分はこまめに摂るのがおすすめですが、いくつか飲むタイミングがあるのでご紹介します。

・寝起き

・食前

・入浴前、入浴後

・運動の前後

上記のようなタイミングは、水が不足しやすいので意識して摂取するようにしてください。

暑いときは特に、冷たい水を飲みたくなるものです。

しかし、冷たすぎると内臓を冷やしてしまいますので、常温やぬるま湯がおすすめです。

老廃物の排出を促しむくみを解消するには、毛細血管を張り巡らせて身体中に血液を送り込む必要があります。

このために、ぜひ取り入れてほしいのが運動です。

老廃物の排出やむくみを解消したい人は、水を飲むだけでなく、適度な運動を取り入れましょう。