酵素ファスティング（断食）で便秘を解消し宿便もすっきり！

こんにちは、やまさか薬局の薬剤師・山坂寛信です。

「便秘がつらくてどうにか解消したい」

「お腹の調子が良くないことが多い」

「お腹が張って体調も優れない…」

このように便秘や腸内環境の悪化による体調不良に悩む人は、少なくないのではないでしょうか？

便秘解消やお腹の調子を整えるのに酵素ファスティング（断食）は大変おすすめです。

今回は、便秘になり宿便が溜まってしまう理由、酵素ファスティングを行い腸内環境を整えることで得られるメリットについてお伝えします！

4大栄養素でもあるタンパク質は、私たちのからだを作る上で欠かせない大切な栄養素。しっかり必要量を摂取することが重要です。

肉や魚、卵など動物性のタンパク質は、美味しくて満足感があるので、ついつい過剰に摂取しがち。

適量であれば問題はありませんが、摂りすぎは腸内環境を悪化させる原因になります。

動物性タンパク質や脂は、悪玉菌のエサで悪玉菌が動物性タンパク質や脂を分解することで、有害物質が発生。

この有害物質が血中に流れ全身に行き渡り様々な悪影響を及ぼすのです。

腸内環境を整えるためにも食物繊維の豊富な野菜や、フルーツ。乳酸菌が含まれる味噌やヨーグルトなどの発酵食品を意識的に摂取し、悪玉菌が増えすぎないように注意しましょう。

運動不足で腹筋や全身の筋力が衰えてしまうと、腸内の便をスムーズに送り出すことができなくなり、便秘になりやすくなります。

普段運動の習慣のない人は、ウォーキングのような負荷が少なく気軽にできる運動から始めてみてはいかがでしょうか？

ストレスが溜まると大腸が緊張して痙攣（けいれん）を起こして収縮し、排便に障害を起こしてしまうことがあります。

ストレスの解消にも、適度な運動はとても効果的です。

からだを動かすと、血行が良くなりますし、セロトニンなど感情に良い影響を及ぼすホルモンも分泌されるので、腸の働きが改善され便秘が解消されやすくなります。

腸内環境が乱れ、便秘状態のときは悪玉菌が優位となり腸内にアンモニア、硫化水素、フェノールなどの有害物質が生産され、血管を通して体全体に巡ることで、ニキビなどの肌トラブルを引き起こします。

腸内環境を整え腸内の悪玉菌、善玉菌のバランスが良くなると便秘も解消され、消化吸収もスムーズに。必要な栄養がお肌に届くようになるので、自然と肌ツヤも良くなります。

便秘状態が続き、悪玉菌が増加すると血行が悪くなったり、むくみやすくなるなどダイエットにも悪影響が。

また、腸は代謝機能を司る肝臓とも密接な関係があるため、腸の機能が低下すると肝臓の機能も悪くなり、代謝も落ちてしまいます。

私たちのからだは、代謝により糖や脂質をエネルギーに変換しているため、代謝が落ちると痩せにくいからだになってしまいます。

スリムなからだを維持したり、ダイエットを成功させるためにも腸内環境を整え、便秘を解消することは重要です。

実は体内の免疫細胞の60%以上が腸管（小腸と大腸）に存在する体内で最大の免疫機関です。

つまり、腸内環境を整えることで免疫力を高められるということ。便秘をすっきりと解消し、腸内環境を整えることで、風邪やコロナにも負けない免疫力を身につけましょう！

腸内細菌には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類があり「2:1:7」の割合がベスト。この状態を維持できると腸内の免疫細胞が活性化します。

ちなみに、腸内細菌については以下の通りです。

腸と言うと消化吸収をする機関というイメージが強いですが、実は脳と密接な繋がりを持つ臓器です。

例えば、精神の安定や幸福感などの感情を発生させるセロトニンの約90%は腸で作られていると言われています。

つまり、腸内環境が乱れているとセロトニンが不足し、不安が強くなったり、イライラしやすくなってしまうのです。

腸内環境を整えることは、幸福を感じ生きていく上でも重要なポイントだと言えるでしょう。