ニキビの原因とは？正しく知って自分に合った予防をしよう！

ニキビの原因として多くみられるのが、『ホルモンの影響』です。

私たち人間の身体には、男女問わず『女性ホルモン』と『男性ホルモン』が分泌されています。

なかでも、男性ホルモンには皮脂の分泌を盛んにする働きがあり、毛穴の閉塞やアクネ菌の繁殖につながりやすくなるのです。

女性の場合、生理前には男性ホルモンが優位になるといわれています。

そのため、「生理前になると毎回ニキビができちゃう」という方が多いんですね。

ちなみに、10代の思春期ニキビも、このホルモンの働きによって生じることがわかっています。

「夜更かししたらニキビができた」とか「最近、仕事が忙しいせいかニキビが気になる」なんて言葉をよく耳にしますよね。

これは気のせいではなく、実際に睡眠不足やストレス・疲れなどが原因となって、お肌のターンオーバーが乱れたり、睡眠中の成長ホルモン分泌低下が起こるためです。

また、私たちが感じる『ストレス』は、体内で活性酸素を大量に産生させます。

この活性酸素は、免疫力の低下やコラーゲン減少を引き起こすため、ニキビ跡が治りにくくなってしまうため要注意です。

大人ニキビの痕が消えにくいのは、この活性酸素が原因なんですね！

ニキビは、皮脂の過剰分泌で生じやすくなるとお話しましたが、実はお肌の乾燥にも注意しなければなりません。

特に20代以降にできる『大人ニキビ』は、乾燥しやすい口まわりやアゴなどにできやすい特徴があります。

保湿不足でお肌が乾燥していたり、洗浄力の強い洗顔料でゴシゴシ顔を洗う行為によって、角質層がゴワゴワと厚くなり、毛穴を狭くしてしまうんです。

さらに、ピーリング洗顔のしすぎや、顔を擦ってポロポロと垢を落とす行為も『ターンオーバーの乱れ』を招きます。

これらは、大人ニキビの原因になることがあるため、洗顔は優しい成分でふんわりと行うように心がけてくださいね。

ご存知の方も多いかもしれませんが、毎日の食生活が乱れることもニキビの原因になります。

ビタミンB群やビタミンCは皮膚を健やかに保つ働きがあるため、日頃から不足しないよう注意すべきです。

特に、ファーストフードやこってりした食べ物、甘いモノの食べ過ぎなど、脂質や糖分を多く摂取する方はビタミンB群を大量に消費するといわれています。

さらに、糖分や脂肪分を過剰摂取すると皮脂の分泌がいっそう盛んとなり、ニキビができやすくなるので注意しましょう。

毛穴から分泌された皮脂が紫外線を浴びると、ニキビの元となる『コメド』のもとになります。

このコメドができることによって、毛穴が詰まってニキビの原因に。

また、紫外線によって酸化した皮脂は毛穴にとって刺激となり、ニキビができやすくなるので注意が必要です。

その他、紫外線による肌乾燥もニキビの原因となるため、外出時のUV対策はしっかりと行うようにしてくださいね。